[Flutter] 変数と型を知ろう

Flutterは、Googleが開発する、モバイルアプリ開発のためのオープンソースのUIフレームワークです。Flutterでは、変数と型を使用して、アプリケーションのデータを管理します。この記事では、Flutterで使用される変数と型について説明します。

目次

変数

変数は、値を格納するためのメモリの場所です。Flutterで使用される変数は、以下のように分類されます。

1. 数値型

Flutterで使用される数値型には、int(整数)とdouble(浮動小数点数)があります。これらは、数値データを格納するために使用されます。以下は、数値型を使用する例です。

int count = 10;
double price = 19.99;

2. 文字列型

Flutterで使用される文字列型には、Stringがあります。文字列型は、テキストデータを格納するために使用されます。以下は、文字列型を使用する例です。

String name = 'John Doe';

3. ブール型

Flutterで使用されるブール型には、boolがあります。ブール型は、真偽値を格納するために使用されます。以下は、ブール型を使用する例です。

bool isActive = true;

4. リスト型

Flutterで使用されるリスト型には、Listがあります。リスト型は、複数の値を格納するために使用されます。以下は、リスト型を使用する例です。

List<String> names = ['John', 'Jane', 'David'];

5. マップ型

Flutterで使用されるマップ型には、Mapがあります。マップ型は、キーと値のペアを格納するために使用されます。以下は、マップ型を使用する例です。

Map<String, String> contact = {
  'name': 'John Doe',
  'email': 'john@example.com',
  'phone': '123-456-7890'
};

Flutterで使用される型には、以下のようなものがあります。

1. var

varは、変数の型を自動的に推論するために使用されます。以下は、varを使用する例です。

var name = 'John Doe';
var age = 30;

2. final

finalは、変数の値が変更されないことを示すために使用されます。以下は、finalを使用する例です。

final int count = 10;
final String name = 'John Doe';

3. const

constは、変数の値がコンパイル時に解決されることを示すために使用されます。以下は、constを使用する例です。

const double pi = 3.14;
const String name = 'John Doe';

4. dynamic

dynamicは、変数の型が実行時に決定されるために使用されます。以下は、dynamicを使用する例です。

dynamic data;
data = 'hello'; // dataは文字列型になります
data = 10; // dataは整数型になります

5. Object

Objectは、すべてのオブジェクトの基本クラスであり、任意の型の値を格納することができます。以下は、Objectを使用する例です。

Object item = 'hello';
item = 10;

型変換

Flutterでは、異なる型の変数を変換することができます。以下は、型変換を使用する例です。

1. int.parse()

int.parse()メソッドは、文字列をint型に変換するために使用されます。例えば、以下のように使用します。

String ageString = '30';
int ageInt = int.parse(ageString);

2. double.parse()

double.parse()メソッドは、文字列をdouble型に変換するために使用されます。例えば、以下のように使用します。

String heightString = '1.75';
double heightDouble = double.parse(heightString);

3. toString()

toString()メソッドは、数値を文字列に変換するために使用されます。例えば、以下のように使用します。

int count = 10;
String countString = count.toString();

4. toInt()

toInt()メソッドは、double型をint型に変換するために使用されます。例えば、以下のように使用します。

double price = 10.99;
int priceInt = price.toInt();

5. toDouble()

toDouble()メソッドは、int型をdouble型に変換するために使用されます。例えば、以下のように使用します。

int quantity = 5;
double quantityDouble = quantity.toDouble();

6. toStringAsFixed()

toStringAsFixed()メソッドは、double型を指定された桁数で文字列に変換するために使用されます。例えば、以下のように使用します。

double price = 10.99;
String priceString = price.toStringAsFixed(2); // priceStringは「10.99」となります

Flutterでアプリケーションを開発する際には、型変換の使用方法を理解することが重要です。適切な型変換を使用して、必要な形式のデータを取得することができます。

まとめ

Flutterで使用される変数と型について説明しました。変数と型を正しく使用することで、アプリケーションのデータを効率的に管理することができます。また、型変換を使用することで、異なる型の変数を変換することができます。Flutterでアプリケーションを開発する際には、変数と型の使用方法を理解することが重要です。

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