Flutterは、Googleが開発した、モバイルアプリ開発用のオープンソースのフレームワークです。Flutterは、1つのコードベースでiOSとAndroidの両方に対応した高品質なネイティブアプリケーションを構築することができます。
Flutterは、高速な開発サイクル、ホットリロード機能、豊富なウィジェットセット、豊富なアニメーションライブラリ、および高度な開発者ツールを提供しています。Flutterは、Dartというプログラミング言語で記述されており、独自のレンダリングエンジンであるSkiaを使用して、高速で美しいユーザーインターフェイスを提供します。Flutterは、Web、デスクトップ、および組み込みデバイスの開発にも使用することができます。公式サイトはこちら。
早速、Flutterのインストール〜サンプルアプリ起動まで進めていきましょう。
Flutterのインストール
Flutterのダウンロード
公式サイトから自身が利用しているOSに合わせたファイルをダウンロード。
URL : https://flutter.dev/docs/get-started/install/
Flutter SDKを解凍する
ダウンロードした圧縮済みファイルを解凍し、ダウンロードディレクトリから任意の場所に移動させる
unzip "ダウンロードフォルダ"/"ダウンロードファイル".zipFlutterのパスを設定する
パスを設定するには、ターミナルで移動させたFlutterディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。(Mac OSの場合)
export PATH="$PATH:`pwd`/flutter/bin"このコマンドは、現在のディレクトリにFlutterがインストールされていると仮定しています。もし、別の場所にインストールした場合は、パスをその場所に変更してください。
Flutter Doctorを実行する
Flutter Doctorを実行して、Flutterの動作に必要なツールや依存関係がインストールされているか確認します。以下のコマンドを実行します。
flutter doctorAndroidアプリを開発する場合、Android Studio をインストールの上、ライセンス承諾を行う必要があるため、以下のコマンドを実行します。
flutter doctor --android-licenses以下のように表示されたら完了です。
Doctor summary (to see all details, run flutter doctor -v):
[✓] Flutter (Channel stable, 3.7.10, on macOS 13.2.1 22D68 darwin-arm64 (Rosetta), locale ja-JP)
[✓] Android toolchain - develop for Android devices (Android SDK version 33.0.0)
This is taking an unexpectedly long time...[✓] Xcode - develop for iOS and macOS (Xcode 14.3)
[✓] Chrome - develop for the web
[✓] Android Studio (version 2022.1)
[✓] VS Code (version 1.77.1)
[✓] Connected device (2 available)
[✓] HTTP Host Availability
• No issues found!ターミナルに表示される結果を確認し、[✓]以外が表示されたら必要に応じて修正してください。
※Android Studio を入れた後、特に設定を変えていなかったら 「Android toolchain」 でエラーになるかもしれません。その場合は以下のサイトが参考になります。
