[Python] osモジュールの使い方

Pythonのosモジュールは、オペレーティングシステム（OS）に依存する機能を提供します。このモジュールを使用すると、PythonプログラムがOSと対話することができます。この記事では、osモジュールの使い方について詳しく説明します。

osモジュールのインポート

osモジュールを使用するには、まず次のようにインポートします。

import os

ディレクトリの作成

osモジュールを使用すると、新しいディレクトリを作成することができます。ディレクトリを作成するには、次のようにos.mkdir()関数を使用します。

os.mkdir("new_directory")

上記の例では、新しいディレクトリ”new_directory”が作成されます。

ディレクトリの存在確認

ディレクトリが既に存在するかどうかを確認するには、os.path.exists()関数を使用します。

if os.path.exists("directory_name"):
    print("The directory exists")
else:
    print("The directory does not exist")

上記の例では、”directory_name”という名前のディレクトリが存在する場合、”The directory exists”というメッセージが表示されます。存在しない場合は、”The directory does not exist”というメッセージが表示されます。

ディレクトリ内のファイルとディレクトリのリスト

ディレクトリ内のすべてのファイルとディレクトリのリストを取得するには、os.listdir()関数を使用します。

contents = os.listdir("directory_name")
print(contents)

上記の例では、”directory_name”という名前のディレクトリ内のすべてのファイルとディレクトリがリスト形式で表示されます。

ファイルの削除

osモジュールを使用して、ファイルを削除することができます。ファイルを削除するには、次のようにos.remove()関数を使用します。

os.remove("filename")

上記の例では、”filename”という名前のファイルが削除されます。

ディレクトリの削除

osモジュールを使用して、ディレクトリを削除することができます。ディレクトリを削除するには、次のようにos.rmdir()関数を使用します。

os.rmdir("directory_name")

上記の例では、”directory_name”という名前のディレクトリが削除されます。

環境変数の取得

osモジュールを使用して、環境変数を取得することもできます。環境変数を取得するには、os.environ.get()関数を使用します。

path = os.environ.get("PATH")
print(path)

上記の例では、”PATH”という名前の環境変数が取得され、その値が表示されます。

ファイルのパスの操作

osモジュールを使用して、ファイルパスの操作を行うことができます。例えば、ファイルの拡張子を取得するには、os.path.splitext()関数を使用します。

filename = "example.txt"
extension = os.path.splitext(filename)[1]
print(extension)

上記の例では、”example.txt”というファイル名から拡張子”.txt”が取得され、表示されます。

ファイルの移動・コピー

osモジュールを使用して、ファイルを移動またはコピーすることができます。ファイルを移動するには、os.rename()関数を使用します。

os.rename("old_file_path", "new_file_path")

上記の例では、”old_file_path”というパス名のファイルを”new_file_path”というパス名に移動します。

ファイルをコピーするには、shutilモジュールのshutil.copy()関数を使用します。

import shutil

shutil.copy("source_file_path", "destination_folder_path")

上記の例では、”source_file_path”というパス名のファイルを”destination_folder_path”というパス名のフォルダにコピーします。

まとめ

以上が、osモジュールの基本的な使い方についての説明です。osモジュールを使用することで、Pythonプログラムがオペレーティングシステムと対話し、ファイルやディレクトリの作成・削除、ファイルパスの操作、環境変数の取得などを行うことができます。これらの機能を活用して、より高度なPythonプログラムを開発していきましょう。