本記事ではVue 3のonMounted
フックについて説明します。
目次
onMounted とは?
onMounted
は、Vue 3のComposition APIで提供されるライフサイクルフックの1つであり、コンポーネントがマウントされた後に実行される関数を定義するために使用されます。このフックは、DOMがレンダリングされてから、コンポーネントで使用されるデータやメソッドが初期化された後に実行されます。
onMounted の使い方
以下は、onMounted
フックの使用方法の例です。
<template>
<div>
<p>Mounted: {{ mounted }}</p>
</div>
</template>
<script>
import { ref, onMounted } from 'vue';
export default {
setup() {
const mounted = ref(false);
onMounted(() => {
mounted.value = true;
console.log('Component has been mounted!');
});
return {
mounted,
};
},
};
</script>
この例では、mounted
というBoolean型のリアクティブ変数を定義し、onMounted
フック内でこの変数を変更しています。onMounted
フック自体は、関数を引数として受け取り、コンポーネントがマウントされた後にこの関数を実行します。この例では、mounted
変数をtrueに設定し、コンソールにメッセージを出力しています。
onMounted
フックは、他のライフサイクルフックと同様に、複数回使用することができます。たとえば、以下の例では、onMounted
フックを2回使用しています。
<template>
<div>
<p>Mounted: {{ mounted }}</p>
<p>Mounted again: {{ mountedAgain }}</p>
</div>
</template>
<script>
import { ref, onMounted } from 'vue';
export default {
setup() {
const mounted = ref(false);
const mountedAgain = ref(false);
onMounted(() => {
mounted.value = true;
console.log('Component has been mounted!');
});
onMounted(() => {
mountedAgain.value = true;
console.log('Component has been mounted again!');
});
return {
mounted,
mountedAgain,
};
},
};
</script>
この例では、2つのリアクティブ変数mounted
とmountedAgain
を定義して、2つのonMounted
フックを使用して、それぞれの変数を更新しています。
以上がonMounted
フックの基本的な使い方になります。このフックを使用することで、コンポーネントの初期化後に必要な処理を実行することができます。